六天総合 | 日本酒の作り方

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日本酒の作り方

日本酒は日本の伝統的なお酒です。その作り方は独自の方法で作られています。作り方を知れば、より一層日本酒を美味しく飲めるはず!日本酒初心者さんの為に日本酒の作り方をご紹介!

日本酒の作り方

精米

お米を削る工程を磨くと言います。
雑味と感じられる外側の脂質やタンパク質を削っていきます。

洗米・浸漬

お米を水洗いし水に浸けます。

蒸米

甑(こしき)という釜で蒸します。

麹づくり

蒸米を麹室(こうじむろ)に移動させます。

酒母づくり

麹と水を混ぜ合わせたものに、酵母、蒸米を加え発酵させます。
酵母がたくさん増えた状態を酒母(しゅぼ)といいます。酵母にはブドウ糖をアルコールに変える役割があるため、酵母が大量になければ日本酒はできません。酵母を増やし酒母を作ります。

仕込み

酒母を大きなタンクに移し、麹・蒸米・水を3回に分けて加え、もろみを作ります。この作業を「三段仕込み」もしくは「仕込み」と呼びます。

搾り

もろみに圧力をかけて、濾して(こして)いきます。これが「搾り」です。
搾ることで、水分と固形物に分かれます。簡単に言うと、「日本酒」と「酒粕」に分けるということです。

濾過

搾りを終えた日本酒を濾過します。

火入れ

濾過後すぐに1回目の火入れを行います。
酵母が残っているため発酵が進み、味が変化してしまうのを防ぐため、熱を加えて酵母を失活させる必要があります。

貯蔵

熟成させるために貯蔵します。
貯蔵・熟成された日本酒は、まろやかな味わいに変化するため、飲みやすくなります。
火入れをしてから約半年から1年間、タンクの中でじっくり時間をかけて貯蔵します。

調合

熟成したお酒を、別のタンクの日本酒と合わせたり、加水(割り水)したりします。
合わせる理由は同じ造り方をしていてもタンクごとに微妙に味わいが変わるためです。

瓶詰め

瓶やパックに詰める最終工程です。この作業も重要!最後まで気を抜けません!

美味しい日本酒を作るために欠かせない「原料」と「人」

これまで日本酒の作り方をご説明してきましたが、美味しい日本酒に欠かせない2つの条件があります。

この2つがとても大事です。 お米と水が良いものでないと、いくら腕のある人がお酒を造っても美味しい日本酒はできません。つまり、美味しい日本酒には、よい原材料も人の技術も揃っているということです。
また、原料であるお米は農家がつくっています。
お米の土づくりから考えると日本酒になるまでは早くても1年かかります。熟成させれば2年ほどです。たくさんの時間をかけてやっと私たちが口にできます。
日本人は美味しいお酒を飲むために、労力と技術を磨いてきた歴史があり、日々技術をアップデートしていると思うと、じっくり味わわなければ作り手に申し訳ない気持ちになりますよね。
毎年数えきれないほどの日本酒が世に出てきていると思うと、その数だけ作り手の努力と想いが存在するということなのです。
いろんなストーリーをもった日本酒があるので、飲むときはラベルやチラシ、ウェブサイトなどを見てみて、作られた背景も一緒に味わうと、より一層楽しめるのでオススメですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。全部で12の工程を経て、日本酒は私たちの手元に届くわけです。
読んでみると実際に見てみたくなった方もいらっしゃったかと思います。

実際に日本酒造りや、酒米の田植え体験ができるプログラムを募集している酒蔵もありますので、気になる方は参加してみてはいかがでしょうか?

より深く日本酒や日本文化学び「日本酒ライフ」を楽しんでくださいね。